your  night time

​photos and words by Akari

SNSの時代で生き、必要ではない情報までもがだらだらと、毎時間勝手にわたしの中に入ってくる。

それがぱたっと止まる数時間がわたしの夜。

 

何かを生み出して、明日を生きるために行動して、頭を働かせて。

日中の忙しないSNSのタイムラインを見ていると、

なにもしなくていい時間さえも何かしなければいけないのではないかという不安や焦燥感がなだれ込む。

 

布団に入る前

適当なTシャツ一枚でベランダから足を投げ出して、

ぼーっとするだけ。

短い針が数字の1を過ぎたあたり。

何度下にスワイプしても

1番上には1時間前の同じ投稿のSNS。

隣りには無言で植木が座り、

部屋の中でうちに来たばかりの黒くて小さな可愛い生き物がわたしを待ってる。

 

行かない夜があっても、次の日もその次の日も必ず毎日わたしを静かに出迎えてくれるこの時間。

 

別になんでもない夜。

夜を遡る。

たくさんの夜の痕跡を見つけた。

​わたしよりもわたしを覚えているこの四角い機会。

下唇をギュッと噛むほどの思いも。

涙が溢れてしまう思いも。

静かな夜が何万時間も幾度となく

穏やかに拭ってくれていた。

​わたしのなんでもない大事な夜。

 

 

夜のベランダのエピソードに合わせて写真を撮ってくれたり、写真から感情が伝わることが多くて画像を編集させていただく際とても楽しかったです。1人でベランダにいる夜の時間...わたしも好きだな。

あかりちゃん、素敵な写真と言葉、ありがとうございました(足達)

https://www.instagram.com/a_ka_ri_m/

5/12/2020

​©nao ashidachi 2016-2020

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